ミニチュアシュナウザーと暮らし

ミニチュアシュナウザーってどんな犬?
当ケネルの子たちの特徴と暮らし方の
ポイント

ミニチュアシュナウザーは、愛らしい見た目と賢さで多くの人に愛されている人気の犬種です。
ここでは、一般的な犬種情報ではなく、当ケネルで育ったシュナウザーたちの性格や特徴、そして一緒に暮らす上で気をつけていただきたいポイントについて詳しくご紹介いたします。

ミニチュアシュナウザーの犬種標準(スタンダード)に関する情報は、インターネット上に多く掲載されておりますので、そちらにお任せし、ここでは当犬舎で生まれ育ったシュナウザーたちの「リアルな一面」をお伝えしていきます。

犬種(スタンダード)って何?
どれくらいの大きさになるの?

ミニチュア・シュナウザーの犬種標準(FCI規程に準ずる)はでは30~37センチ。アメリカでは約35.5センチが規定となっています。

これはドッグショーなどの展覧会で犬種標準を競う際に、他のシュナウザーと比較するときに審査員が、評価基準として決める一つの指標となります。

家庭犬としてのシュナウザーが、このサイズでないと駄目という事ではありません。先人のシュナウザーのブリーダーは、犬種標準(純血種)として確たるものとする為にこの規定を設け、繁殖を行ってきました。犬種標準から外れるものは家庭犬として一般の家庭に愛玩犬として(繁殖には不向き)譲渡していました。

Point

当ケネルの仔犬のサイズはその時の親犬によって変わりますが、だいたいお譲りする子は34センチ~37センチ、体重は6キロ~8キロくらいに成長する子が多いです。
私の目指す理想のサイズは35センチで8キロです。小ぶりなミニチュア・シュナウザーは骨や歯、内臓等、不安要素が多いため、私のブリーディングポリシーから外れるため、作出しないよう努力をしております。

男の子はマーキングするので大変?

一般的にどの犬種でも、だいたい女の子の方が人気です。何故でしょう??

ほとんどの方は”男の子はマーキングするから大変”と言う答えが返ってきます。男の子のマーキングは生後半年くらいまでに去勢を行えば、当ケネルの出身のボーイズは殆どありません。去勢をすることによって、男の子独特の尿の臭いも、女の子とほとんどかわらなくなります。

ですので、当ケネルの仔犬に限っては男の子を迎えて後悔させることはありません。

断言します。ミニチュアシュナウザーの男の子はめちゃくちゃ可愛いです!!!!

私も大翔を残して一緒に生活するまでは、ずっと女の子ばかりでしたがもう男の子は半端なくかわいいです。なので、大翔の息子の翔海も残してしまいました 汗汗

男の子が子供を産んでくれるなら、全部男の子を残したいくらいです笑

女の子はどちらかと言えば気分やさんで独占欲が強めで、マイペースな子が多いのが我が家のガールズの特徴です。ちょっとお茶目な女の子も多いです(^^) 

性格は
どんな感じ??

シュナウザー

私がトリマーとして一般のご家庭のシュナちゃん(ほとんどの子がペットショップで迎えた子や、商売目的のブリーダーの繁殖)と接していて感じることは【怖がりな子が多い】と感じます。

ただ本来のシュナウザーのあるべき姿は 怖いもの知らずで勇敢で忍耐強く番犬であるべきです。良く吠える印象もありますが、怖くて吠えている場合は、その子の性質からくるものですのでコントロールすることは困難です。

勇敢で番犬である性質の子はトレーニング次第でコントロールが可能です。だからこそ、きちんとしたブリーダーから迎えた性格の安定したシュナウザーを迎えることが大切なのです。

Point

私がブリーディングストックとして好むシュナウザーは性格が強く、どちらかと言えば良く吠える子になります。
そのため、お譲りする子は、おっとりさんで可愛らしい性格の仔犬が多いかもしれません。

しかしながら、ミニチュア シュナウザーは基本的に”よく吠える犬種”と思っておいて頂いたほうが良いです。産まれて1か月くらいで仔犬の個体の性格が少しづつ出てきますので、少し怖がりさんだと思う子には、沢山の人に触れてもらったり、大きな音が鳴る環境で過ごさせたり、譲渡するまでに沢山の経験をさせる事により精神が安定した仔犬に成長します。

飼い主様のご希望により、そのご家庭にあう子をおすすめさせて頂きたいと思います。

普段の過ごし方や
お散歩について

シュナウザー散歩

朝と夕方、だいたい20分~30分程度のお散歩が理想的です。室内にはトイレを設置し、雨の日や猛暑の日、飼い主様の体調の悪い日はお散歩に行かなくてもトイレができるよう、躾けて頂くのがベストです。

留守番をする時にはトイレと住居スペースが別になっているサークスの設置。病院など車で移動する場合にはしっかりとしたケージで運搬して下さい。

常時フリーにしていたり、ケージトレーニングが出来ないような子に育てると何があった時に苦労するのは飼い主様、そしてストレスを抱えるのは大切なわんちゃんです。

サークルとケージが仔犬にとって快適なスペースになるよう “可愛いから。。” はしばらく我慢して仔犬のうちにしっかりと躾けましょう。

トイレトレーニングも完璧!ケージもサークルも問題なくお留守番できるようになったらたまには一緒のお布団で眠るのも楽しいですね(^^)

食べるものと
定期的に健康チェック

”健康を維持する為に”のページでも記載していますが、食べるものと定期的な獣医さんへの検診はとても大切です。

食べるものは1日仔犬の時は3回。成犬になると2回。

だいたい朝6~7時 夜6時~7時くらいの給餌が一般的かと思います。

トイレを我慢するのも仔犬のうちは3~4時間 成犬になっても8~10時間程度かと思います。

そのため長時間留守にするようなお宅は犬を飼う事は不向きと考えます。

Point

ミニチュア・シュナウザーは特に耳の鼓膜周辺に毛が多く生える犬種です。外耳炎になりやすいので、美容院や動物病院でしっかり耳のケアをしなくてはいけません。

尿結石にもなりやすい犬種なので、たっぷりと水分を含んだ食事、定期的な尿検査をおすすめします。

日々のお手入れと
トリミング

当ケネルの仔犬は比較的四肢の毛量が充実している子が多いです。そのため、毎月のトリミングは必須です。

ただしお家でのブラッシングが素人パパさんママさんゆえに、犬に痛みを与えてしまっては本末転倒です。

ブラッシング方法などを伝授致しますので、おうちでブラッシングする時は、おすすめのブラシとブラッシングスプレーにてお手入れをして下さい。

もつれがないのに下手に毎日過剰ブラッシングをすると手足の毛が抜けて毛量が少なくなる場合がありますので注意をしてください。

毎月トリミングに通う場合は、何か特別な理由がない限り爪切りや耳掃除はお宅でのメンテナンスは必要ありません。

痛い思いをさせてしまうと、あとが大変ですのでプロに任せましょう(^^)

トリミングに関して

当ケネル出身の仔犬は犬種標準に基づきマズルが太く長く綺麗なお顔の仔犬が産まれるよう親犬を選定し努力をしております。よってテディーベアカットをするとお顔のバランスが悪く、顔の大きな顔面犬になり当ケネルのシュナには似合いません。

プードルのようなテディーベアカットを好まれる方は別のブリーダーまたは犬種自体プードルを選ぶことをお勧めします。
手足の毛をバリカンをかけてしまうようなトリミングも、ご容赦願います。
手入れが大変だと思うのであればカット犬種以外を迎える事をお勧め致します。

眉毛や髭を伸ばしましょうとは言いませんし、眉毛を短くしても良いですし、お鬚を丸くしても良いいですが、シュナウザーらしさを損なわないペットカットをして頂きますようお願い致します。
あとシュナウザーはアンダーコートが密で多く、ボディーの毛を伸ばすと脂肪種ができやすく皮膚疾患になりやすいです。

ボディーの毛はバリカン2mmか3mmをかけてもらうようトリマーさんに伝えて下さい。
サロンに関しては当店に通う事が難しい場合は友人のサロン等もご紹介できますのでご相談願います。

Point

食費+サプリ等 約 ¥ 8,000円~¥ 10,000円
美容代金 約 ¥8,000円
予防等の通院費(フィラリア&フロントライン含む) 約 ¥5,000
アニコム等のペット保険 ¥ 3,000~
(年齢による)
その他雑費 おもちゃやトイレシート等 
¥ 3,000円
合計 約 ¥ 30,000

だいたい我が家の仔犬を迎えた後は
1ヶ月に¥30,000前後の費用が必要だと考えて下さい。

健康を維持する為に
飼い主がすべきこと

POINT
トリミング(美容)は定期的に

ミニチュアシュナウザーのトリミングは月に1回が理想です。

シャンプーは10日~2週間に一度が理想的です。おうちでシャンプーした時は、しっかりと乾かしもつれのないよう根本までブラッシングする事が大切です。

POINT
安価なフードやオヤツ、
人間の食べるものは与えない

当ケネルではドッグフードはアカナ・フォルツァ・ナチュラルハーベストの予防食を、その子の健康診断の結果に応じて与えています。

量販店で販売されているような安価なフードは与えない事。

健康診断の結果に応じてフードコントロールすることが、長生きの秘訣です。

フード
POINT
フィラリアとフロントライン等の予防は必ず

わんちゃんと一緒に暮らすうえでは、フィラリアとノミ・ダニ駆虫は必須です。

必ずフィラリアとノミ・ダニ駆虫のお薬は獣医師の処方を受けて下さい。

量販等で販売されているものは使用しないでください。

フィラリアとノミ・ダニ駆虫予防
POINT
健康診断(血液検査・尿検査)は定期的に

健康診断は5歳までは通常年に1回。5歳以上はできれば年に2回実施して下さい。血液検査と尿検査は、日々のフードや食事を見直す重要な数値となります。

我が家では検査結果に応じてフォルツァの療養食ナチュラルハーベストの療養食・サプリメントなどを与えて健康を維持しています。

血液検査
POINT
不衛生な場所には出入りしない

草むらや川など、わんちゃんは喜んで入っていくかもしれませんが、草むらはノミ・ダニの宝庫。
バベジアなど恐ろしいダニがいる危険地帯です。
川や海も、どんな虫やプランクトンがいるかわかりません。

不特定多数のわんちゃんが出入りするドッグランも喧嘩や病気をもらう可能性が高いので十分注意して下さい。

自然の場所
POINT
気になる事は
ブリーダーに相談する

当ケネルのかかりつけの獣医は当ケネル犬の初代が産まれた時からのお付き合いで、とても信頼できる獣医です。

我が家のシュナウザーの体質や傾向を一番把握しているのはブリーダーの私とかかりつけの獣医師であると考えます。

お気軽にご相談ください

愛犬が健康で長生きするために
〜ブリーダーからの大切なアドバイス〜

大切な家族であるミニチュアシュナウザーが、
健康で長生きするために――。
そのカギを握るのは、日々のケアを担う飼い主さまです。

与えるフードやシャンプー、生活習慣の積み重ねが、体調や皮膚トラブルの有無に大きく影響します。特に、安価なフードや添加物の多いケア用品を長く使い続けることで、年齢とともに体に負担が出やすくなることも。

ここでは、ブリーダーとして長年シュナウザーたちと向き合ってきた経験から、愛犬の健康を守るためのポイントや日常で気をつけたいことをお伝えしています。ぜひご参考にしてください。

シュナウザー散歩